
「君にはそんなの無理だよ、できないよ」
このセリフ、皆さんは言われたことがありますか?
私にとって、私の平凡な人生の中で自分の気持ちが「メラっ」と燃え上がる
一番の起爆剤がこのセリフです。
もちろんこの記事をお読みの皆様の中には、「そうか、それならやめておこう」と、
素直に相手の意見を聞いて、ご自身をコントロールできる方もいらっしゃると思います。
むしろそういった方のほうが多いんじゃないでしょうか。
私、ダメなんです。
「やってもないのに決めるなよ、実際にやってみようじゃないか!」
…まるで水道の蛇口をひねったら当然のように水が出てくるかの如く、
このセリフが口から出てしまう「負けず嫌い」なのです。
このブログテーマである「好き放題飲み食いしても、肥満体型になりたくない」も
「君はスマートな体型でいたいと言っているけど、いつも大食いじゃないか。」
「そんな君には無理だよ、食事制限ができないうちはね」
と言われたことがきっかけのひとつです。
彼は私が毎日そんな食生活を送っていると思っていたのでしょう。
まったくそんなことはなかったのですが…。
ただ、決めつけられた感じがして嫌な気分になったのは事実でした。
そしてそれをひっくり返してやろうという気持ちが湧いてきたからこそ、
こんなワガママを押し通すブログを開設していましました。(笑)
一体いつこんな考え方が私に芽生えたのでしょう。
時はさかのぼること十数年。当時中学生だったころのぷく太郎。
※このころ顔まんまるで、まさにぷく太郎といった外観でした。(笑)
部活をして、恋愛をして、友達と遊んで…中学生活最後にやってくる試練といえばそう、
高校受験です。
元々小学生のころからいわゆる学校の勉強はテストで平均点よりも上の点数を
とれるくらいの成績でした。
特に勉強が好きなわけではなく、宿題も嫌いでしたが、居残り勉強はもっっと嫌い!
だったので遊ぶ時間を確保するために、怒られない程度には勉強していました。
中学生になってから、高校受験のために塾に通わせてもらい、中学2年生のころから
本格的に勉強を始め…られたら良いのですが、部活や元来の勉強嫌いから
せっかくの塾の授業で居眠りなんてこともしばしば…。
親には大人になった今、申し訳ない気持ちが少しあります。
中学3年生の春、部活を引退し、いよいよ逃げ場がなくなった私に
「志望校はどうするんだ?」と塾講師陣が追い打ちをかけるように迫ります。
親は、「公立だとうれしいな~」「家から近いところがいいんじゃない?」
「まあ、最後は自分のやりたいことで決めなよ」
と言ってくれたのでずっとやりたかった
【硬式テニス】と【家から自転車で5分】あと【公立高校】という
3つがそろった高校を軽い気持ちで志望校にチョイスしました。
その高校が、当時の自分の成績では雲をつかむような偏差値の進学校で
大嫌いな勉強をしこたまやることになるとは、その時気づきもせずに…。。。
塾での勉強は一気に難しくなりました。
正直授業についていくので精いっぱいで、復習もまともにやらず、なんとなく
勉強した気になっている。
その結果が夏期講習が終わった時期の、全国模試にはっきりと反映されました。
志望校の合格判定:【E】 ※A~EでEは「志望校を変えましょう」といった
いわゆる不合格にしかならないライン。
同じ塾の友人はみな、第一志望の高校の合格判定はC以上でした。
塾講師「ぷく太郎、現実を見たね。これが今の実力だ。
あと半年死ぬ気で勉強しても合格できるかわからない。できるのか?」
この時の先生の言葉は裏を返せば、
「君の普段の勉強態度では合格は勝ち取れない。もっと志望校を下げよう」
と言っているわけです。
そして先生は、こう言いました。
「ぷく太郎、お前じゃ第一志望の高校は無理だ。今のうちに志望校ランクを下げて、新しい第一志望に合格することを目標にしよう」
その時です、わたしの頭の中で何かが弾けたのは。そして、
「いえ、志望校は変えません。このままでいきます。」
ほぼ間髪入れずにこう答えました。
死ぬ気でやればできるかもしれないのに、まだ挑戦もしていないのに、安全圏に移るなんて嫌だ!!
自分の中で、感情が湧き出た瞬間でした。
周りの友人はみな、志望校を変えずに進むのに、自分だけ志望校のランクを
下げることが、すごく嫌だったのです。
※勉強していない自分が悪いんですが。(笑)
それからというものの、土日は平均10時間。平日でも4時間は勉強する毎日が
当然となるほど、勉強にのめりこみました。
とにかく自分が行きたいと最初に決めた、あの高校に入るために。
最初は敵のように見ていた塾の友人も、みなそれぞれの「合格」に向かって
勉強する同志として映り、お互いに励ましあうことが増えました。
どのように勉強すると覚えやすいとか、わからない問題を教えあうとか
同じ目標を持つ者同士の交流が、勉強継続のモチベーションになりました。
この時の友人たちの環境、努力もあって、私は晴れて
【硬式テニスができる】【公立の】【家近物件】の高校に見事合格。
進学することが決まりました。
塾講師の先生も
「まさか合格できるとは。後半の集中力、お見事だった。よく頑張ったね」と。
あの時、同じ目標をもって走る仲間がいなければきっとこの成功体験は得られなかったと私は思っています。
中学生だからこそできた、ハチマキにみんなで寄せ書きし、純粋な気持ちでそれぞれを
応援しあうというコミュニティがあったからこそ、最後まで頑張れました。
※私の通っていた塾では合格ハチマキを配布してくれました。
今思い返してもすごい光景です。宗教チックな雰囲気がありました。
そしてこの経験、この負けず嫌いは今後、私の人生の転機でことごとく活躍することになります。
自分の「絶対にやってやる!」という気持ちも、もちろん大事なのですが、
同じ目標を持つ友人、仲間、同志、環境もモチベーション継続に強く影響を与えることを
私はこの時に学んだのです。
結果として、今またこの気持ちが再燃し当ブログを開設することとなっています。
動機が自分のわがままを押し通すという不順極まりないのですが、
きっと世間には同じように
「好きに食べたいけど太りたくないな~」
「お酒飲んでも健康体でいたいわ~」
って方、いらっしゃいますよね?
このブログにお越しいただいた方が、私と同じく
「食べたり飲んだり、きつい制限はしたくないけど、健康に体型は維持したい!」と
そんな目的をお持ちであれば、ぜひ私のブログ記事をご覧になって
体型維持や健康的な体づくりへのモチベーション維持の1つにしていただければ
とてもうれしく思います。
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